2013年12月24日(火)
いよいよ最終日となりました。
12月24日(火)丹波は朝から太陽が暖かさを伝えてくれています。
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「(カメラ片手に)毎年来てるんや♪」
「あんた私のこと覚えてる?」
「今年はまた増やしたな〜」
お声がけをいただくたびに続けてきた年月の長さを実感する。
9年経つと、いろんなドラマが蘇ってくる。
企画段階の頃、「冬の寒い夜に、そんなお化け屋敷に誰が来るんですかっ!!」と、厳しい意見もいまでは気持ちのこもった励ましの言葉だ。
私たちが10年かけて企画・実践してきた「立ち寄るまちから訪れてもらえる」まちづくり活動は、「かたち」をなしたと言わせて欲しい。
なにもそれは「冬ほたる」というイベントを指すだけではない。
−きっと誰かが何とかしてくれる−
そんな人任せ(主として行政任せ)な考え方から、「今私たちにもできることがあるはず」と民度を最大に発揮させた地域力事業としての「かたち」だ。
あたたかく見守ってそして私たちに見えない力でそっと助けてくださった人たち。それはわざわざ山から竹を切り出し割竹を用意したり、毎年でてくる大量の落ち葉もそっと掃除しておいてくださった集落のおじさんの好意など書き出すときりがない。ふりかえると毎回たくさんの人たちからいただいた大きな力、その感謝の気持がこみ上げてくる。
計画通りに行けば、再来年この町は高速道路が開通し、まさしく「通過のまち」となるだろう。でもほんの少し心の奥底にでもこのまちを感じていてほしい。
「京丹波」が目についたときにちょっと足をのばしてもらいたい。
「冬ほたる」だけではなく他にも何かある、そんな興味を持っていただきたい。
「辺境」と呼ぶにふさわしい丹波の山奥、そこでわずかな力をかき集めて足掻き続けた奴らの話とあわせて。