NPO法人 丹波みらい研究会

活動報告

京都新聞丹波版 口丹随想

2011年11月25日(金)

10月17日(月)掲載
「 住んでみたい町 」
         NPO法人丹波みらい研究会顧問  湊  敏
京丹波町の活性化を目指して始めたNPO法人丹波みらい研究会の活動も今年で7年目を迎える。「通過する町から立ち寄る町に」を合い言葉に取り組んできた活動の趣旨もここ数年は「住んでみたい町に」と変化してきた。
全国で実施されている「住んでみたい町アンケート」では、交通に利便性のある観光都市や自然・文化が息づいている町に人気が集まる。そして、「健康・福祉」「人付き合い」「教育」の項目が住みたい町の理由の上位にランクされる。
今年の4月に長男夫婦が京丹波町に越してきた。引っ越し前、他府県出身の母親(長男の妻)からは、近所とのつき合い方や子どもの遊び相手はいるのかなど育児環境について尋ねられた。
あわてて町の広報誌を取り出し、子育て支援の情報や就学前教育に関する町の方針を読み返した。地域包括医療を担う京丹波町病院の存在や保育サービスの充実ぶりに目がいく。住民負担が無料の健診、中学校卒業までの医療費の公費負担制度なども充実していると伝えた。越してきた母親のお気に入りは町内バスである。移動手段を持たない母子にとって町内バスは重宝な存在である。ある日、停留場からはずれて待っていたため、バスは通過したが、数分後に2人のために引き返してくれたことがあったという。そんな出来事や子育て親世代の友人も得て、今では町の印象もアップしたようだ。さらに、この夏、丹波みらい研究会が企画したLED(発光ダイオ−ド)プチアートコンクールで東日本大震災の犠牲者の鎮魂を願う地元中学生の作品を見て、この町の子どもの育ちを感じたと言う。
町の広報誌8月号では須知高校生が未来の町づくりについて語っている。「若者と高齢者が交流できるようボランティアを通じて積極的に活動に参加し、京丹波町を元気づけたい」と意欲的だ。
丹波みらい研究会は、3年後に10周年を迎える。目標は「住みたい町、京丹波」の実現である。町の元気を伝える取組みに若者の参加は必須だ。研究会が毎年12月に開いている「琴滝・冬ほたるイルミネーション」に向けて間もなく準備が始まる。今年は一般の方や大学生に加えて地元高校生のボランティア参加も呼びかける予定だ。
10年目のもう一つの目標に「冬ほたるイルミネーションのLED100万球」の実現
がある。3年後、100万球のLEDが照らす町は、町民や年代を超えたボランティアにより、豊かな自然と温かな人情、伝統や文化が途切れることなく次代に引き継がれている「住んでみたい町」であってほしいと願っている。


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